== はじめに ==

 必要な情報をWebで検索しても”教科書に書いてある”としか教えてくれない。教科書って、どの教科書よ!?私が探したのはDNAの濃度と配列が分かっている場合のMol数の計算方法。ピンポイントで載っている教科書は残念ながら手元にはありませんでした。DNAの分子構造と各元素の分子量から計算式を導きましたけど、なんだかばからしいなぁと思ったんです。計算の意味が分かっていれば、計算式に未知数入れるだけで結果返してくれたっていいじゃないですか!!だったら欲しいときに欲しい情報を取ってこられるページを自分で作ってしまえと思ったのがきっかけです。

 キットで簡単にできる実験もたくさんあって、どうしてそのキットを使うとその結果が出るのか分からないことも多くなりました。ものごとの中身を分かっていないと、自力で問題解決できなくなってしまいますから、これからナマモノ業界で生きていくのなら、私程度の知識は持っていて欲しいなぁと、業界の隅っこで思ったわけです。

 異分野からナマモノに手を出してきた先輩から”俺らみたいな素人が見て分かる説明って載ってないんだよね”とのアドバイスをいただきました。そう!それ!教科書をみても、Webを見ても、知っていることを前提に書かれているから、ゼロからの勉強をしたいときには振り切られてしまうんですよね。入門書は入門過ぎて使い物にならないことも少なからず。

 このページに書いてあることは、基本的に私自身が携わった経験のある内容です。なので偏りはありますけれど、すこしでも皆様のお役に立てれば幸いです。
2006.12.28☆こたろう☆

GLOSSARYもご参照くださいませ☆




DNAマイクロアレイ
DNAマイクロアレイ(DNAチップとも呼ばれる)とは、スライドガラスなどの表面に数千〜数十万のプローブと呼ばれる遺伝子配列由来のオリゴヌクレオチド、あるいはcDNA断片を高密度に配置したものです。⇒詳しくはこちら


PCR
Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略。細胞内でおこるDNA複製の機構を応用し、生体外で特定の塩基配列の複製を行う。⇒詳しくはこちら


OD
Opitical Densitiy(光学密度)の略で、一般的には吸光度と呼ばれる。一般的に、分光光度計は吸光度0.100〜1.000の範囲でもっとも精度良く測定することができます。⇒詳しくはこちら


タンパク質の定量
タンパク質の定量は、 一般的に溶液中のタンパク質に対して行います。  タンパク質の溶解にはpH・イオン強度・温度などが影響するため、水ではなくバッファーに溶解されることが多いです。⇒詳しくはこちら


核酸
抽出法、定量法、解析法の概要をご紹介します。*工事中*⇒詳しくはこちら


LC
Liquid Chromatographyの略。液クロとも。-01.クロマトグラフィーの歴史と発展-02.クロマトグラフィーの原理、理論-03.クロマトグラフィーのシステム-04.クロマトグラフィーの種類とその活用-05.クロマトグラフィーの充填剤の理解-06.クロマトグラフィーと各機器の接続方法-07.クロマトグラフィーの各種検出機器-08.クロマトグラフィーによる定性・定量法-09.クロマトグラフィーによる分取技法-10.クロマトグラフィーの数的取り扱い⇒詳しくはこちら



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